ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地

2023年7月6日

今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地についてお伝えしていきたいと思います。

今回がジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)編の最終回です。

〇ソール

前回のソール編で、ダブルソールをシングルソールに変更したことをお伝えしました。

それにより、反りかえりが良くなり、履き心地が向上しました。

オールアラウンドグッドイヤー製法はそのままに、シングルソールになったことで、ワイルドからエレガントな印象になりました。

上の画像の向かって右は、ジョンロブ・シティー2のオックスフォードカーフ(ブラック)です。

シティー2は、黒のストレートチップとラスト7000によりまさにストレートチップの代表と呼ばれています。

そんなシティー2と並べてみても、ウィリアム2はだいぶフォーマルな印象になりました!

元々がつまみ縫いのストレートチップということもありますが、ウィリアム2のラスト9795もシングルソールにすることでだいぶイメージが変わることに驚きました!

ワイルドなウィリアム2もカッコ良いですが、シングルソールのウィリアム2もなかなかに素敵です。

〇ミュージアムカーフ

上の画像は、向かって右からジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)

ウィリアム2のオックスフォードカーフ(ブラック)

ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)、

ウィリアム2のミスティーカーフ(アルディラ)、

ウィリアム92(ダークブラウン)です。

同じラストでも、革により履き心地が異なりますが、その中でもミュージアムカーフが最も柔らかくて履き心地が良いと感じています。

紐のないバックルのウィリアムは、革のやわらかさがダイレクトに伝わるため、革質の違いがはっきりでます。

そんなウィリアムには厚みがあり、やわらかいミュージアムカーフがうってつけです。

上の画像の向かって左は、ジョンロブ・イヤーモデル2003のミュージアムカーフです。

ウィリアム2のパリジャンブラウンも、経年変化でだいぶやわらかくなってきましたが、10年以上の年季が入っているイヤーモデル2003のやわらかさは別格です。

ホント驚くほどやわらかくて、羽毛布団に足が巻かれている様な感じです。

このイヤーモデル2003のやわかさを目指して、今後もエイジングを重ねていきたいと思います。

〇インソール

忘れるところでしたが、

最後に、この靴の好きな所をもう一つ御紹介したいと思います。

それはインソールです。

ミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の美しいムラがインソールにまで施されています。

足裏にもミュージアムカーフを感じられます。

そして、落ち着いたゴールドで彩られた"JOHN LOBB"の文字がまた美しいです☆

今後も、ミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の経年変化、シングルソールの履き心地の変化などをフォローしていきたいと思います。

まとめ

ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地は、どんどんやわらかくなるミュージアムカーフに加え、シングルソールにより更に履き心地が向上しました! 経年変化も楽しみです♪

※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、「革靴でディズニーランドいってみたら・・・」、をお伝えしていきたいと思います。

(2023年6月23日公開)

(2023年6月26日改定)