ジョンロブ・フィリップ2のミスティーカーフ(チェスナット)の履き心地とコーディネートに関して
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・フィリップ2のミスティーカーフ(チェスナット)の履き心地とコーディネートについてお伝えしていきたいと思います。
今回がフィリップ2のミスティーカーフ(チェスナット)編の最終回です。
履き心地
フィリップ2のミスティーカーフは、革質編でもお伝えした様に、希少なベビーカーフが用いられています。
購入当初は若干、右足の甲が噛まれましたが(汗)、今ではそんな事があったのか、というほど馴染んできました。
ミュージアムーカーフやオックスフォードカーフより時間がかかりましたが、柔らかくなってきました。
ミスティーカーフの革質と、フィリップ2のラスト7000のドレッシーなラスト、そしてプレステージソールにより、履き心地も抜群です。
ビブラムのソールを装着したことで、ジョンロブ・サウンドのボリュームは少し減りましたが、濡れた路面でも安定して歩くことができます。
ウィリアム2のミスティーカーフ編でもお伝えしましたが、ミスティーカーフはそれほど雨に強いわけではないですが、少々の雨でも履いていっています。
そして、この美しくムラのあるベビーカーフのミスティーカーフは、服との相性も良いです。
黒やグレー系、紺の服など、何でもよくあいます。
しかしながら、鞄だけチェスナットで、鞄やベルトが黒では、やはりあいません(汗)
そこで、このミスティーカーフのチェスナット、更にムラのあるミスティーカーフにマッチする、鞄やベルトを探しました!
でも、なかなか見つかりませんでした。。
いくつか買いましたが、実際にあわせてみるとやはり違う・・・
さすがジョンロブのミスティーカーフ、その革質に見劣りしない革に、なかなか巡り合うことは出来ませんでした。。。
しかしながら、その後、だいぶ時間が経ちましたが、ミスティーカーフのチェスナットにあう鞄と靴にようやく出会う事ができました☆
それが上の画像の鞄と靴です。
鞄は大峽製鞄さんの二本手手提げの「ブリフィッチ」、革質はサンタクローチェ®・ヌーヴォです。
ベルトは長沢ベルト工業さんの、ライトブラウンのベルトで、革質はイタリア・リナルディ社のアドバン レザー ベルトです。
どちらも日本製です。
大峽製鞄のブリフィッチ
ブリフィッチは次回から御紹介する予定ですが、使われているサンタクローチェ®・ヌ―ヴォは、イタリア製のサンタクローチェ地方伝統のバケッタ製法で染め上がった革に、フエルト・ロールという加工をすることで特徴的なツヤが出ます。
革好きがハマる革といわれていますが、この発色の良さには驚かされます!
また、トラと呼ばれるムラが自然な模様となり、それが鞄の個性にもなっています。
サンタクローチェ・ヌーヴォのトラと、ミスティーカーフのムラの愛称がぴったりで、まさに同じ素材で出来た様に見えます。
長沢工業のベルト
また、ベルトも同じイタリア製です。
こちらは、サンタクローチェ・ヌーヴォとは別のメーカーです。
こちらも光沢がある革で、しかもムラがあります。
そのうえ立体的な構造になっているため、光に反射し、奥行きのある表情を醸し出します。
こちらもいずれ御紹介したいと思います。
こうして並べてみると、靴、鞄、ベルトとも、同じ素材かの様です。
イギリスの靴と、日本の鞄とベルトがマッチしています。
素材の良さと、繊細なステッチ、その融合が素晴らしいです☆
実は最近、ミスティーカーフのチェスナットにマッチする大峽製鞄さんの鞄を見つけました!
こちらも二本手手提げの「オールレザーブリーフ」、革質はブライドルレザーで、革色はチョコです。
こちらもいずれ御紹介したいと思います。
まとめ
●ジョンロブ・フィリップ2のミスティーカーフ(チェスナット)の履き心地とコーディネイトについてお伝えしました。同じ様な素材であわせるのは大変ですが、揃えられると喜びもひとしおです☆
長沢ベルト工業 イタリア リナルディ社 アドバン レザー ベルト 本革 日本製 ライトブラウン NB-013-LB
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、大峽製鞄のブリフィッチ(サンタクローチェ・ヌーヴォのチョコ)についてお伝えしていきたいと思います。