18年前に購入したカルティエ・コインケース(馬蹄型)の革質について(カーフ?)

2023年9月30日

今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、カルティエ・コインケース(馬蹄型)の革質についてお伝えしていきたいと思います。

以前お伝えした様に、18年前にカルティエ・コインケース(馬蹄型)を購入しました。

購入時の画像

今回、購入時の画像を探してみたら、ナント出てきました!

素敵です☆ 

まさに傷ひとつありません。

そして、コインケース本体もそうですが、箱も素敵です。

ギャランティーカードもゴージャスです☆

箱もカードも素敵過ぎて、捨てずにとっておいてあります(笑)

18年経った、現在の状態です。

傷はつきましたが、上の画像の様に艶がでて、柔らかくなりました。

触っていて、いつまでも触れていたくなる柔らかさです。

昔はあまり気にしていませんでしたが、革鞄や革靴のおかげで、徐々に革製品のことを知る様になり、

あるときふと、この柔らかいコインケースの革質が何かを知りたくなりました。

あまりに手触りがよいので、「カーフ」ではないかと予想していました。

そこで、同じ「マスト ドゥ カルティエ」シリーズの革製品を購入する際、カルティエの店員さんに直接聞いてみました♪ 

お忙しい中、丁寧に教えて頂いて感謝しています。

「マスト ドゥ カルティエ」シリーズの中でも、それぞれ革質は違うそうです。

このカルティエ・コインケース(馬蹄型)の革質は、「カウハイド」だと教えて頂きました。

ここで、牛革の分類についてです。

牛皮のおおまかな分類:牛皮は、若い順にカーフスキン(生後6カ月以内の子牛の皮、表面は平滑できめが細かく、繊維も細く柔らかい最高級の皮、かなり希少で高価)、キップスキン(生後6カ月~生後2年の牛の皮、カーフに次いで平滑できめが細く柔らかい、カーフより厚みがあり耐久性もある、希少で高価)、カウハイド(雌成牛の皮、きめが細かく柔らかくて丈夫、高価)、ステアハイド(去勢した雄成牛の皮、皮は厚いのに柔らかくバランスがとれた皮、最も流通)、ブルハイド(去勢していない雄成牛の皮、極めて厚く耐久性に最も優れている、希少) 日本皮革産業連合会編集:皮革用語辞典より一部引用。革のイメージはムカデの印象です。

最も貴重で高価なカーフではありませんでした。

でも、馬蹄型のコインケースの構造上、ある程度の丈夫さと耐久性が必要なことから、カウハイドになったのではないかと思います。

ただ、カーフに負けない、きめの細かさと、柔らかさです。

それはやはり、経年変化が大きいと感じています。

同じカウハイドのマネークリップと比較した画像があります。

下の画像は、マネークリップを購入したときの画像です。

同じ「カウハイド」です。

でも、両者はまったく別の革質の様に見えます。

そんな、マネークリップも経年変化すると艶がでてきます。

下の画像は、名刺入れを購入したときの画像です。

向かって左下が購入したばかりの名刺入れで、右下がマネークリップです。

新品の名刺入れと比較すると、マネークリップは少し艶がでています。

そして、それ以上にコインケースは美しく輝いています☆

若いときも素敵ですが、経年変化を経て艶がでて、奥深い味わいを醸し出しています。

まとめ

●カルティエ・コインケース(馬蹄型)の革質はカウハイドです。17年の経年変化を経て柔らかく、そして艶がでて美しく輝いています♪

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次回

※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、カルティエ・コインケースの日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。