大峽製鞄のブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)に関して
今回からのブログ「ムカデの革磨き日記」は、大峽製鞄さんの二本手手提げ鞄:ブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)についてお伝えしていきたいと思います。
大峽製鞄
上の画像は向かって右が、大峽製鞄のオールレザーブリーフ(ブライドルレザー・ブラック)、
左が、大峽製鞄のブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)です。
以前お伝えした、オールレザーブリーフ(ブライドルレザー・ブラック)により、大峽製鞄さんの鞄の良さを知りました。
ここで、改めて大峽製鞄さんについてです。
実は・・・ 「大峽」、読めませんでした(汗)
「おおば」と読むそうです。
大峡製鞄 1935年(昭和10年)に創業した東京の老舗鞄メーカーです。鞄作りに携わる事80余年、最高級素材の革だけを使用する「素材」へのこだわり、徹底した管理による「品質」への追求、手縫いをはじめとする伝統ある「職人技」の継承を続けています。大峽製鞄は、この徹底したクラフトマンシップを受け継ぎ、日本製を貫き、手作りならではの美しい革製品を作り続けています。長年にわたり本物の鞄を探求し続け、変わらぬもの作りの哲学のもと、各種コンクールにおいて、文部大臣賞連続7回、通産大臣賞、経済産業大臣賞、東京都知事賞11回等、数々の賞を受賞してまいりました。ランドセルの手縫い技術は日本独特のもので、丁寧な仕事と不断の鍛錬を要求されます。大峽製鞄のもの作りの原点は『ランドセル』にあり、 150以上のパーツ、300以上もの工程を手作りでまとめ上げる作業は並大抵ではありません、「良いものを大事に使えば永く持つ」との言葉を実践していただくべく、日々努力を重ねています。二本針手縫いやハンドメイドの技術を継承、発展させて総手縫いアタッシェケース、ダレスバッグ、ビジネスバッグ、財布、革小物などを製造しています。(ホームページより内容を一部抜粋)
世界的な「エルメス」コレクターの方が、大峽製鞄さんの鞄に惚れこみ、わざわざ来日して工場を見学し、大峽製鞄さんの鞄を絶賛した、というエピソードもある程、海外でも高く評価されています。
ジョンロブのミスティーカーフ(チェスナット)の靴達
上の画像の靴は、向かって右がジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)、
左がジョンロブ・フィリップ2のミスティーカーフ(チェスナット)です。
以前もお伝えしましたが、この美しいミスティーカーフにマッチする鞄をいろいろ探したところ、ようやくたどり着いたのが、この大峽製鞄さんのブリフィッチです。
ブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)
この鞄は、大峽製鞄さんの公式ホームページから購入しました。
価格は、14万3千円でした。
このブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)、購入してみて、その発色の良さに驚きました!
「トラ」と呼ばれる、自然な革の紋様がなんとも美しいです。
ミスティーカーフのムラともよくマッチします。
ミスティーカーフの美しい艶と同じくらい輝いています☆
そして、ジョンロブのステッチにも負けない、大峽製鞄さんの繊細なステッチも素晴らしいです。
何より、この鞄はエイジングを感じられる鞄です。
傷などもつきますが、それが「トラ」と馴染んでいき、より個性的な表情になっていきます。
他のジョンロブの靴達と
上の画像の靴は、向かって右が、ジョンロブ・ワーウィックのミスティーカーフ、
左が、ジョンロブ・イヤーモデル2022です。
こちらの靴達は前述のチェスナットのミスティーカーフと色合いは異なりますが、ブリフィッチとよくマッチします。
お値段的には、ジョンロブの方がかなり高いですが、そうは感じさせないブリフィッチの美しさと貫録があります。
日本製であることが誇らしいです。
機能
実は、見た目の美しさだけでなく、大変機能的でもあります。
外側には「あおり」ポケットが両側にあり、内側にも大小のポケット、逆側にはファスナー付きのポケットもあります。
そして、なんといっても軽量です。
オールレザーブリーフは約1.6 kgですが、ブリフィッチは約1.2 kgです。
サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ
この革に見事にハマってしまい、その後、大峽製鞄さんに頼んで、サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコを用いて、冠式のセカンドバックも作って頂きました。
その際のやりとりにも、大峽製鞄さんの真摯な姿勢が随所に垣間見られました。
大峽製鞄さんには大変感謝しています☆
サンタクローチェ®・ヌーヴォ
上の画像は、向かって右からスリムオーバーナイト(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・ブラック)、
スリムオーバーナイト(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・ブラウン)、
ブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・ブラウン)、
ブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)、
冠式セカンドバック(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)です。
以前の大峽製鞄さんのホームページで、ある方が、「このサンタクローチェ®・ヌーヴォは革好きがハマる革」、とレビューに書かれていましたが、まさに、その通りだと思います!
すっかりハマってしまいました(笑)
そして、使っているうちにわかりましたが、この革のエイジングが大変楽しいです。
それは、いずれまたお伝えしていきたいと思います。
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、大峽製鞄のブリフィッチ(サンタクローチェ®・ヌーヴォ・チョコ)の革質と細部についてお伝えしていきたいと思います。