ダンヒル・ボストンバック(シャーシ)の革質(カーフにカーボン加工!)
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ボストンバック(シャーシ)の革質についてお伝えしていきたいと思います。
革質
以前、ダンヒル・ブリーフケース(シャーシ)の革質でもお伝えしましたが、
ダンヒルには様々な革質が展開されています。
そのうち、今回ご紹介するダンヒル・ボストンバックの革質は「シャーシ」です。
この「シャーシ」は、ダンヒルの店員さんにも教えて頂きましたが、牛革素材にカーボン加工がなされています。
その牛革とは、「カーフ」です。
なんとも贅沢です!
どおりで高いわけです(汗)
ここで、カーフとは、
牛皮のおおまかな分類:牛皮は、若い順にカーフスキン(生後6カ月以内の子牛の皮、表面は平滑できめが細かく、繊維も細く柔らかい最高級の皮、かなり希少で高価)、キップスキン(生後6カ月~生後2年の牛の皮、カーフに次いで平滑できめが細く柔らかい、カーフより厚みがあり耐久性もある、希少で高価)、カウハイド(雌成牛の皮、きめが細かく柔らかくて丈夫、高価)、ステアハイド(去勢した雄成牛の皮、皮は厚いのに柔らかくバランスがとれた皮、最も流通)、ブルハイド(去勢していない雄成牛の皮、極めて厚く耐久性に最も優れている、希少) 日本皮革産業連合会編集:皮革用語辞典より一部引用。革のイメージはムカデの印象です。
下の画像は、ブリーフケースです。
ボストンバックと比較して「カシっ」としています(笑)
なので、柔らかいという印象はありませんでした。。
その点ボストンバックは、加工がなされていても、柔らかさを実感できます。
質感を感じて頂ければ、と思い、照明を当てて撮影してみました。
柔らかい分、凹凸がでてくるため、光をより反射しています。
角度をかえると、光が反射し、綺麗です。
といっても、上の画像だとわかりにくいです(笑)
明るい日中の屋外でみると、よりハッキリします。
見た目が綺麗なだけでなく、この「シャーシ」は耐久性が抜群です。
カーフに加工がなされているため、雨や雪もはじきます。
かなりの雨でも、内部に染みることはありません。
そして、雨に濡れても、布でふくのみですぐ乾きます!
ブリーフケースと同様、持ち手の部分には、加工がなされていません。
この部分は革なので、雨に濡れたらケアが必要です。
ただ、手触りのよいカーフをふんだんに用いており、太くて持ちやすいです。
この、持ち手の部分と本体の部分の素材間の違いがアクセントとなり、デザインの良さにつながっていると感じています。
まとめ
ダンヒル・ボストンバック(シャーシ)の革質は高い撥水性があり、光によって美しく輝きます☆
次回
次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ボストンバック(シャーシ)の日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。