ダンヒル・ブリーフケース(シャーシ)の革質:カーフにカーボン加工がなされ高い撥水性

2023年9月29日

今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ブリーフケースの革質についてです。

シャーシ

前回お伝えした様に、11年前にダンヒルのブリーフケースを購入しました。

そのダンヒルにはいろいろなシリーズがありますが、こちらの鞄は「シャーシ」です。

シャーシは牛革にカーボンファイバー調の加工がなされ、スタイリッシュかつスポーティーな印象となっています(公式ホームページより一部抜粋)。

購入時にダンヒルの店員さんにも教えて頂きましたが、その牛革とはカーフで、カーフにカーボン加工がなされています。

カーフに加工とは、なんとも贅沢です。

高いわけです(汗)

ここで、カーフとは、

牛皮のおおまかな分類:牛皮は、若い順にカーフスキン(生後6カ月以内の子牛の皮、表面は平滑できめが細かく、繊維も細く柔らかい最高級の皮、かなり希少で高価)、キップスキン(生後6カ月~生後2年の牛の皮、カーフに次いで平滑できめが細く柔らかい、カーフより厚みがあり耐久性もある、希少で高価)、カウハイド(雌成牛の皮、きめが細かく柔らかくて丈夫、高価)、ステアハイド(去勢した雄成牛の皮、皮は厚いのに柔らかくバランスがとれた皮、最も流通)、ブルハイド(去勢していない雄成牛の皮、極めて厚く耐久性に最も優れている、希少) 日本皮革産業連合会編集:皮革用語辞典より一部引用。革のイメージはムカデの印象です。

とはいっても、上記の画像だけではどうにも質感がわかりづらいので、光を当ててみました☆

角度によって、光が反射し輝いて見えます。

明るい日中の屋外で見るとよりハッキリします。

ムカデはこの角度で見るとき、いつも綺麗だな、と思っています。

そして、見た目だけではなく、雨にも雪にも強いです。

高い撥水性があり、濡れても拭けばすぐに乾きます。

持ち手

持ち手にはカーボン調の加工はなされておらず、革本来の質感が感じられます。

持ち手は柔らかくて感触が素晴らしいです。

そして、太くて持ちやすいです。

この、持ち手と本体の素材間の違いがまたアクセントとなり、デザインの良さにつながっています。

これまでかなりハードに使ってきました。。

子どもが小さいときはよく倒されたし、車の座席の下ではよく蹴られたりしていましたが、それを感じさせません。

11年以上使用してきたとは思えない質感です。

まとめ

●ダンヒル・ブリーフケース(シャーシ)の革質は傷つきにくく、光によって輝き大変美しいです☆

※今回お伝えした「シャーシ」は、ブリーフケース以外にも財布やベルトに使用されています。

次回

次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ブリーフケースの日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。