ジョンロブ・フィリップ2のミュージアムカーフ(ダークブラウン)の革質について
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・フィリップ2のミュージアムカーフ(ダークブラウン)の革質についてお伝えしていきたいと思います。
ミュージアムカーフ
ミュージアムカーフとは・・・
ミュージアムカーフ:手染めで生み出される独特なムラ模様が特徴です。イタリアのトリノにあるイルチア(ILCEA)社が、ジョンロブ用に開発したのが始まりといわれています。柔らかくキメの細かいカーフが用いられています.「ミュージアム」と言われる様に、絵画的な手法を用い、職人の手作業による染色の工程を何度も繰り返すことで、ムラ模様が生まれます。芸術作品の様に一つとして同じ柄が存在しない、まさにレザーの傑作といわれています。ジョンロブがはじめて世にあらわした言葉と言われています。ただ、同様の模様を総称して指す場合もあり、その場合はイルチア社製ではないタンナーの場合もあり、革質は様々だとも言われています.(ムカデの個人的な意見です)
ミュージアムカーフ、実は造語だったんですね。
ネットなどを見ると、確かにいろいろなミュージアムカーフがある様です。
前回お伝えしましたが、今回御紹介するジョンロブ・フィリップ2のミュージアムカーフのダークブラウンは、室内や暗いところではブラックの様にも見えます。
ムラも目立ちません。
でも、晴れた日や、室内でも照明を浴びると、下の画像の様にムラが浮かび上がってきます。
そういう意味では、ムラが目立ち過ぎず、仕事でも気にせず着用できるといえます。
ただ、ムラをもっと楽しみたい、という場合はちょっと物足りない感じもあります。
その場合はミュージアムカーフ・パリジャンブラウンの方がムラがはっきりしています(最下部画像)。
ダークブラウンも経年変化で、よりムラがでてくる様な感じがしますが、
今後の経過をみていきたいと思います。
購入時からそうですが、右と左でもムラが違います。
照明をあびせてみます。
ちなみに、購入してから一度もワックスは塗布していません。
コロニルの無色のクリームと、乾ぶきのみで、キラキラと輝いてくれます☆
キメ細かいカーフです。上の画像は左靴です。
左はじんわりと光る感じです。
上の画像は右靴です。
右の方がキラキラ輝いています。
側面も照明をあてると綺麗なムラがでてきます。
そして、このミュージアムカーフ、フィリップ2のシームレスヒールがぴったりです。
縫い目がない分が、ミュージアムカーフをより堪能することが出来ます。
ホント美しいヒールです☆
以前お伝えした、フィリップ2・オックスフォードカーフのブラックも、革が厚かったですが、
ミュージアムカーフも同じくらい厚いです。
どちらも厚いですが、オックスフォードカーフはしばらくは硬くて大変でした(汗)
でも、ミュージアムカーフは比較的、早く柔らかくなりました。
購入してすぐに履いても、痛くならなかったです。
その厚さと柔らかさが足を包み込み、抜群の履き心地です☆
ムカデはジョンロブやフィリップ2だけでなく、すっかりミュージアムカーフにもハマってしまいました!
ムカデのジョンロブ「ミュージアムカーフ」ファミリーです。
向かって右がミュージアムカーフ・パリジャンブラウン、中央が今回のミュージアムカーフ・ダークブラウン、左がミュージアムカーフ・プラムです。
どれも素晴らしいです☆
まとめ
●ジョンロブ・フィリップ2のミュージアムカーフは美しいだけでなく、オックスフォードカーフと同じ位厚く、にしては比較的早く柔らかくなりました。
●しっかりした厚みの革に、足が優しく包みこまれ、履き心地は抜群です☆
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。