革鞄の日常ケア:スプレー(コロニルシュプリームプロテクトスプレー)

2023年9月29日

スプレーと大峡製鞄「ピッコローネ」

今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、スプレーに関してです。

前回の革鞄のケア(クリーム)編でもお伝えした様に、革本来の革質を活かすため、クリームは必要最小限にしています。サンタクローチェ・ヌーヴォやミュージアムカーフの様な革には、このスプレーのみ使っています。

大峽製鞄さんの会員専用のホームページで御教授頂きました。

コロニルのホームページの使用方法を参考にお伝えしていきます。

スプレーの仕方

購入して最初のケアについてです。

まずは馬毛ブラシで埃を落とします。

その後、必ず外でスプレーを塗布します。吸い込むと危険なので、必ず外で行いましょう。

ムカデは念のため使い捨てのマスクも着けています。

そして、床につくと滑りやすくなるので、床に捨ててもよい紙などを敷きましょう。

(以前、職場の床で使用したら大変なことに(汗))

30 cm離して、ムラなく塗布します。

画像はイメージです。必ず外で行いましょう。

鞄など面積が広い場合は、アルファベットの「Z」を描く様に塗布します。

ラジコンの塗装を思い出します! でも、においはそれほどきつくはないです。

結構すぐに乾きますが、コロニルのホームページに従って、10分間は触らず乾燥させます。

新品の場合は、3回同じ様に繰り返します。

スプレーとパラジウム

ウイリアム2やCartierの鞄にはじめて塗布したときは、「しまった! パラジウムにムラがでてしまうのでは。。」と思いました(汗)

カルティエ「ドキュメントホルダー」

慌てて確認しましたが、パラジウムもファスナーも大丈夫でした♪

後でホームページを確認すると、スプレーとは別のQ&Aの所にちゃんと書いてありました。(なかなか見つけられなかったので、スプレーの所にも記載していたただいた方がよいかもしれません(汗))

また、スプレーとクリームの順番に関しては、このスプレーは革に浸透して効果を発揮するので、クリームと併用する場合は、先にスプレーしてから、クリームを塗布することが推奨されています。

防水と保湿が可能なので、別々のスプレーをする必要がありません。

クリームを塗って幸せを感じていたムカデにとっては、最初はちょっと物足りない感じがしていました(笑)

でも今は、その後の羊ブラシでの乾ぶきで、幸せを感じています☆

確かに、このスプレーを塗布すると、革表面は更にスベスベになります。手触りもよくなります!

ただ、ヘルツさんのラディーゴなど定期的な保湿を要する革は、クリームの併用が必要と感じています。

上述しましたが、サンタクローチェ・ヌーヴォやミュージアムカーフ、ピッコローネのジャーマン・シュリンクはこのスプレーのみでケアしています。

まとめ

●コロニルのプロテクトスプレーは革鞄のケアに大変優れています♪

換気と床には気をつけましょう。

次回

次回からのブログ「ムカデの革磨き日記」は、久々に革靴編に戻りたいと思います。