ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地についてお伝えしていきたいと思います。
今回がジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)編の最終回です。
〇ソール
前回のソール編で、ダブルソールをシングルソールに変更したことをお伝えしました。
それにより、反りかえりが良くなり、履き心地が向上しました。
オールアラウンドグッドイヤー製法はそのままに、シングルソールになったことで、ワイルドからエレガントな印象になりました。
上の画像の向かって右は、ジョンロブ・シティー2のオックスフォードカーフ(ブラック)です。
シティー2は、黒のストレートチップとラスト7000によりまさにストレートチップの代表と呼ばれています。
そんなシティー2と並べてみても、ウィリアム2はだいぶフォーマルな印象になりました!
元々がつまみ縫いのストレートチップということもありますが、ウィリアム2のラスト9795もシングルソールにすることでだいぶイメージが変わることに驚きました!
ワイルドなウィリアム2もカッコ良いですが、シングルソールのウィリアム2もなかなかに素敵です。
〇ミュージアムカーフ
上の画像は、向かって右からジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)、
ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)、
ウィリアム2のミスティーカーフ(アルディラ)、
同じラストでも、革により履き心地が異なりますが、その中でもミュージアムカーフが最も柔らかくて履き心地が良いと感じています。
紐のないバックルのウィリアムは、革のやわらかさがダイレクトに伝わるため、革質の違いがはっきりでます。
そんなウィリアムには厚みがあり、やわらかいミュージアムカーフがうってつけです。
上の画像の向かって左は、ジョンロブ・イヤーモデル2003のミュージアムカーフです。
ウィリアム2のパリジャンブラウンも、経年変化でだいぶやわらかくなってきましたが、10年以上の年季が入っているイヤーモデル2003のやわらかさは別格です。
ホント驚くほどやわらかくて、羽毛布団に足が巻かれている様な感じです。
このイヤーモデル2003のやわかさを目指して、今後もエイジングを重ねていきたいと思います。
〇インソール
忘れるところでしたが、
最後に、この靴の好きな所をもう一つ御紹介したいと思います。
それはインソールです。
ミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の美しいムラがインソールにまで施されています。
足裏にもミュージアムカーフを感じられます。
そして、落ち着いたゴールドで彩られた"JOHN LOBB"の文字がまた美しいです☆
今後も、ミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の経年変化、シングルソールの履き心地の変化などをフォローしていきたいと思います。
まとめ
●ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の履き心地は、どんどんやわらかくなるミュージアムカーフに加え、シングルソールにより更に履き心地が向上しました! 経年変化も楽しみです♪
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、「革靴でディズニーランドいってみたら・・・」、をお伝えしていきたいと思います。
(2023年6月23日公開)
(2023年6月26日改定)