ダンヒル・ブリーフケース(シャーシ)の革質:カーフにカーボン加工がなされ高い撥水性
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ブリーフケースの革質についてです。
シャーシ
前回お伝えした様に、11年前にダンヒルのブリーフケースを購入しました。
そのダンヒルにはいろいろなシリーズがありますが、こちらの鞄は「シャーシ」です。
シャーシは牛革にカーボンファイバー調の加工がなされ、スタイリッシュかつスポーティーな印象となっています(公式ホームページより一部抜粋)。
購入時にダンヒルの店員さんにも教えて頂きましたが、その牛革とはカーフで、カーフにカーボン加工がなされています。
カーフに加工とは、なんとも贅沢です。
高いわけです(汗)
ここで、カーフとは、
牛皮のおおまかな分類:牛皮は、若い順にカーフスキン(生後6カ月以内の子牛の皮、表面は平滑できめが細かく、繊維も細く柔らかい最高級の皮、かなり希少で高価)、キップスキン(生後6カ月~生後2年の牛の皮、カーフに次いで平滑できめが細く柔らかい、カーフより厚みがあり耐久性もある、希少で高価)、カウハイド(雌成牛の皮、きめが細かく柔らかくて丈夫、高価)、ステアハイド(去勢した雄成牛の皮、皮は厚いのに柔らかくバランスがとれた皮、最も流通)、ブルハイド(去勢していない雄成牛の皮、極めて厚く耐久性に最も優れている、希少) 日本皮革産業連合会編集:皮革用語辞典より一部引用。革のイメージはムカデの印象です。
とはいっても、上記の画像だけではどうにも質感がわかりづらいので、光を当ててみました☆
角度によって、光が反射し輝いて見えます。
明るい日中の屋外で見るとよりハッキリします。
ムカデはこの角度で見るとき、いつも綺麗だな、と思っています。
そして、見た目だけではなく、雨にも雪にも強いです。
高い撥水性があり、濡れても拭けばすぐに乾きます。
持ち手
持ち手にはカーボン調の加工はなされておらず、革本来の質感が感じられます。
持ち手は柔らかくて感触が素晴らしいです。
そして、太くて持ちやすいです。
この、持ち手と本体の素材間の違いがまたアクセントとなり、デザインの良さにつながっています。
これまでかなりハードに使ってきました。。
子どもが小さいときはよく倒されたし、車の座席の下ではよく蹴られたりしていましたが、それを感じさせません。
11年以上使用してきたとは思えない質感です。
まとめ
●ダンヒル・ブリーフケース(シャーシ)の革質は傷つきにくく、光によって輝き大変美しいです☆
※今回お伝えした「シャーシ」は、ブリーフケース以外にも財布やベルトに使用されています。
次回
次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ダンヒル・ブリーフケースの日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。