ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の日常ケアに関して
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)の日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。
日常ケア
前回の革質編でもお伝えしましたが、ミュージアムカーフはその厚みと柔らかさ、そして美しいムラが特徴的です。
その一方、カーフなだけに繊細な革でもあります。
なので、そのケアに関しては、いろいろ調べたり、直接ジョンロブの店員さんに教えて頂きました。
親切に教えて頂いたジョンロブの店員さんには、大変感謝しています。
そして、ミュージアムカーフが気に入り、ミュージアムカーフの靴が増えるにつれ、実際にケアをしているなかで気づいた事を含めて記載していきたいと思います。
今後、ミュージアムカーフの靴を持たれる方の参考になれば幸いです。
○日常ケアの流れ
まずは、帰宅したらすぐにシューツリーを入れます。
シューツリーは、別途購入したウィリアムのラスト9795専用のシューツリーです。
シューツリーを入れた後は、ソールをクリーニングブラシで磨きます。
馬毛ブラシや豚毛ブラシよりコシがあるので、砂や埃がよくとれます。
その後は、馬毛ブラシでアッパーを磨きます。
大きい馬毛ブラシも良いですが、小さい馬毛ブラシは小回りがききますし、靴箱の限られた収納スペースを有効に使えて便利です。
アッパーは、黒色のクリーム用や茶色のクリーム用のとは別の、カラーレスのクリーム専用の馬毛ブラシを使っています。
仕上げは、羊毛ブラシです。
羊毛ブラシはジョンロブのバッフィンググローブを使っています。
こちらも、色がついたら嫌なので、黒色のクリームや茶色のクリーム用とは別の、カラ―レスのクリーム専用のバッフィンググローブを使っています。
基本は乾ぶきのみですが、2~3か月に1回は、コロニルのシュプリームクリームデラックスのカラ―レスのクリームを塗布しています。
以前もお伝えしましたが、これまで、ジョンロブ純正のクリームを使用していたこともありますが、
リビングで使用していた際、子ども達からにおいを指摘されてからは、コロニルのクリームになりました(汗)
そんなコロニルのクリームを、サフィールのコットンクロスを用いて塗布しています。
元々伸びのよいクリームなので、コットンクロスを使うと、よりスムーズに塗布できます。
コロニルのクリームを塗布した後は、前述のバッフィンググローブで磨いています。
そして最後に、余分なクリームが付着していないか、素手でなでなでします(笑)
結構ライトなケアではありますが、上の画像の様にキラキラと輝いてくれています☆
ちなみに、ミュージアムカーフは繊細なので、リムーバーは使用していません。
色落ちの原因になります。
他のミュージアカーフの靴で経験しましたが、特に油性タイプだと著明に色落ちします。
ジョンロブの店員さんも、リムーバーは用いず、デリケートクリームをリムーバーとして使うそうです。
ワックスをとる際も、デリケートクリームで少しずつ除去していくそうです。
また、茶色系のクリームでせっかくのムラが消えてしまうこともあるそうなので、カラーレスのクリームを塗布しています。
靴を購入前に、クレムからそれこそ、「パリジャンブラウン」の色のクリームが販売されていて、所有欲から思わず購入しそうになりましたが(笑)、幸い今のところ、塗布の必要はない状態です。
まとめ
●ミュージアムカーフは厚くて柔らかく、美しいムラが特徴的です。しかしながら、繊細なカーフであるためケアには注意が必要です。基本は乾ぶきで、必要時のみコロニルのカラ―レスのクリームを使用しています。
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2のミュージアムカーフ(パリジャンブラウン)のソールについてお伝えしていきたいと思います。
お気づきの方もいらっしゃたかもしれませんが、この靴はダブルソールからシングルソールに替えました♪
次回はその経緯をお伝えしていきたいと思います。