日常の革靴ケアの流れ(クリームや羊毛ブラシなど)
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、日常の革靴ケアの流れについてお伝えしていきたいと思います。
これまでのケア
ブログの目的でもお伝えしましたが、ムカデはこれまで、たくさんの失敗をしてきました。
失敗するのも大切だけど、できることなら、同じ思いを皆様(鞄や靴にも)にしてほしくない、というのがこのブログをはじめたきっかけです。
ムカデのこれまでの革靴ケアの失敗の多くは、「クリームの塗り過ぎ」です。
もう、ホント、塗っていました!
「だって、楽しいし、大好きな靴にせめてクリームくらいはケチケチせず・・・」、とか、
「少ないクリームだと、靴に申し訳ない気がして・・・」 と、いう感じで、毎日毎日クリームを塗りたくっていました(笑)
もうハンドクリーム状態でした!
グローブ磨き
これは、ムカデが野球少年だったからだと思います。
野球部の経験がある方は懐かしいと思いますが、練習が終わった後、グラウンドでグローブとスパイクの土を落として、グローブにロウを毎日塗ってました。
そんな経験があり、ムカデには「革製品には毎日油を塗る」、という習慣が体にもしみついています。
なので、革靴にも毎日クリームを塗ってました。
輝きをだすめにクリームを塗る。
でも、以前の輝きにならない・・・
それはクリームの塗りが少ないからだ、と思い、更に塗っていました!
ホント、触るとベタっとする位でした。
また、当時のムカデの職場の先輩が、
「茶色の靴には、いろいろな茶色のクリームを組み合わせていくと、立体的になるんだよ」と言われれば、
すぐに茶色のクリームを何種類か揃えて、また、塗りたくっていました(笑)
でも、徐々に、だんだん気づいてきました。
クリームを塗っていくと、みんな同じ感じになっていって、みんなクリームの色になっていく!、と。
疑問に思っていたら、靴職人の方から、
「靴クリームは指にのるくらい少しで大丈夫だから」
「塗り過ぎると革に悪いし、自然の艶もどんどんなくなるから・・」、と!
そして、「基本は乾ぶきでよいからね」、とも!!
現在のケア
まさに、「目から鱗」でした。
確かにムカデの靴達からは、自然な革のきめ細かさや艶などは感じたことはありませんでした。。。
クリームの油絵状態だったので(汗)
その教えを受けて以来、クリームは塗り過ぎない様にしています。
それらの経験を踏まえ、現在の日常の革磨きの流れです。
家に帰ってきたら、革靴を脱いで、まずはシューツリーを入れて、
靴底をクリーニングブラシできれいにし、
馬毛ブラシで靴の表面を磨いて、その日はそのまま玄関に置いておきます。
その後、余裕があれば羊ブラシで仕上げます。
そう、これなら忙しい夕方にもケアできます!
そしてご飯を食べて、子ども達をお風呂にいれたり、洗濯や皿洗いが終わってひと段落したら、玄関にいき、羊ブラシで磨きます。
でも、つい熱中して磨いていると、
通りかかった妻から、
「また遊んでる」、や「またムカデしてる」と、冷たく言われるので熱中し過ぎない様にしています(汗)
次の日の朝、仕上げに羊ブラシで磨いて、靴箱にしまいます。
これが、日常の革靴ケアの流れです。
まとめ
●ムカデの日常の革靴ケアは、乾ぶきが基本です!
次回
次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、シューツリーについてお伝えしていきたいと思います。