ジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)の細部に関して
日曜日のサッカーをどこかでまだひきずっている気がしますが、スペイン戦での勝利を切に願っています!
特に久保選手、三笘選手に期待します!!
そして、今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2の細部についてお伝えしていきたいと思います。
細部
このウィリアム2は、遠目からみても個性的です。
バックル
このウィリアムで最も目立つのが、この二つのバックルです。
このバックルはパラジウム仕上げになっています。
ただ、シルバーなどと違って、扱いは楽です。
以前はクリームを塗った後、しまった! と、思ったこともありましたが、そんな事は大したことない的に美しく輝いてくれます☆
錆びる事もなく、触れては柔らかく、寒いときでも冷たくなく、それでいて削れにくい優れものです。
指で触れても輝きが維持されます。
ウィリアム2でこのパラジウムのバックルがよかったので、フィリップ2のダブルバックルをしばらくして購入しました。
こちらも同じパラジウム仕上げですが、ローズゴールドです。
金色とうよりは、淡いバラ色で、妖艶な雰囲気を醸し出しています。
こちらも素敵ですが、ウィリアムのシルバーも、なんというか健全な優等生的で、「キラキラ」輝いています。
またシルバーは服装にあわせやすいとも感じています。
つま先
そして、バックルと同じくらい個性的なのは、このつま先、トゥです。
トゥといえば、鎌倉殿の13人で山本千尋さん演じるトウが大変魅力的です。
今回も、まさかのツーショットに驚きました!
そして、山本さんの演技が素晴らしくて、インスタでフォローしてしまいました!
世の中の男性はみな、トウに心を奪われているのではないでしょうか(笑)
話しはだいぶ脱線しましたが、
ウィリアム2のトゥは、盛り上がっています。
上の画像の様に横から見ると盛り上がっているのがわかります。
上の画像は、向かって右がウィリアム2、左がシテイー2です。
一般的には、シテイー2の様にミシン縫いが普通ですが、
ウィリアム2は、つまみ縫いという手縫いの技巧が用いられています。
その為、熟練した技術を要し、そして時間がかかるのが特徴です。
それ故、ウィリアム2よりウィリアムが主流のみになったともいわれています。
この手縫いにより、段差があるトゥーとなっているところが、フォーマルなストレートチップではありますが、カジュアル感が加わり、ダブルソールのウィリアムとマッチしています。
はき皺
ダブルバックルはその名の通り、ダブルでバックルがついています。
特に、下側のバックルの位置が絶妙だと感じています。
というのも、この位置にバックルがあることで、はき皺による革の引き込みが防がれていると感じています。
ちょっと表現がわかりにくいですが、
この下のバックルがあるおかげで、皺が深くならないと感じています。
上の画像は全てウィリアム2ですが、向かって右がオックスフォードカーフ、中央がミスティーカーフ、左がミュージアムカーフです。
革の種類によらず、ほぼ同じ場所に皺が形成されています。
並べてみて気づきました!
ほぼ同じなのが印象的です。
そして、同じくどれも皺が深くありません。
一時期、革靴好きな人が一度ははまるであろう「はき皺問題」に、ムカデもはまっていたことがあります。。。
しかし、このウィリアムは皺入れの儀式(クリームは塗りました)を全く行っていません。
はき皺問題を気にすることもなく、自らの足にフィットする皺が自然に形成されます。
ここら辺が、この靴のもう一つの特徴である「恒常性」を感じます。
いつも、どんなときも、同じ様にフィットしてくれるのが、紐の靴と違うところです。
まとめ
●ジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)の細部は、パラジウムのバックル、つまみ縫いと、大変個性的です。そして意外にも、バックルのおかげで自然な皺が形成されます!
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ジョンロブ・ウィリアム2のミスティーカーフ(チェスナット)の履き心地についてお伝えしていきたいと思います。