日常の革靴ケアの流れ(クリームや羊毛ブラシなど)

2023年9月28日

今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、日常の革靴ケアの流れについてお伝えしていきたいと思います。

これまでのケア

ブログの目的でもお伝えしましたが、ムカデはこれまで、たくさんの失敗をしてきました。

失敗するのも大切だけど、できることなら、同じ思いを皆様(鞄や靴にも)にしてほしくない、というのがこのブログをはじめたきっかけです。

ムカデのこれまでの革靴ケアの失敗の多くは、「クリームの塗り過ぎ」です。

もう、ホント、塗っていました!

「だって、楽しいし、大好きな靴にせめてクリームくらいはケチケチせず・・・」、とか、

「少ないクリームだと、靴に申し訳ない気がして・・・」 と、いう感じで、毎日毎日クリームを塗りたくっていました(笑) 

もうハンドクリーム状態でした!

グローブ磨き

これは、ムカデが野球少年だったからだと思います。

野球部の経験がある方は懐かしいと思いますが、練習が終わった後、グラウンドでグローブとスパイクの土を落として、グローブにロウを毎日塗ってました。

そんな経験があり、ムカデには「革製品には毎日油を塗る」、という習慣が体にもしみついています。

ムカデの野球グローブ達

なので、革靴にも毎日クリームを塗ってました。

輝きをだすめにクリームを塗る。

でも、以前の輝きにならない・・・ 

それはクリームの塗りが少ないからだ、と思い、更に塗っていました! 

ホント、触るとベタっとする位でした。

また、当時のムカデの職場の先輩が、

「茶色の靴には、いろいろな茶色のクリームを組み合わせていくと、立体的になるんだよ」と言われれば、

すぐに茶色のクリームを何種類か揃えて、また、塗りたくっていました(笑)

でも、徐々に、だんだん気づいてきました。

クリームを塗っていくと、みんな同じ感じになっていって、みんなクリームの色になっていく!、と。

疑問に思っていたら、靴職人の方から、

「靴クリームは指にのるくらい少しで大丈夫だから」

「塗り過ぎると革に悪いし、自然の艶もどんどんなくなるから・・」、と! 

そして、「基本は乾ぶきでよいからね」、とも!!

現在のケア

まさに、「目から鱗」でした。

確かにムカデの靴達からは、自然な革のきめ細かさや艶などは感じたことはありませんでした。。。 

クリームの油絵状態だったので(汗)

その教えを受けて以来、クリームは塗り過ぎない様にしています。

それらの経験を踏まえ、現在の日常の革磨きの流れです。

シューツリー → クリーニングブラシ → 馬毛ブラシ → 羊毛ブラシ

家に帰ってきたら、革靴を脱いで、まずはシューツリーを入れて、

靴底をクリーニングブラシできれいにし、

馬毛ブラシで靴の表面を磨いて、その日はそのまま玄関に置いておきます。

その後、余裕があれば羊ブラシで仕上げます。

そう、これなら忙しい夕方にもケアできます!

そしてご飯を食べて、子ども達をお風呂にいれたり、洗濯や皿洗いが終わってひと段落したら、玄関にいき、羊ブラシで磨きます。

でも、つい熱中して磨いていると、

通りかかった妻から、

「また遊んでる」、や「またムカデしてる」と、冷たく言われるので熱中し過ぎない様にしています(汗)

次の日の朝、仕上げに羊ブラシで磨いて、靴箱にしまいます。

これが、日常の革靴ケアの流れです。

まとめ

●ムカデの日常の革靴ケアは、乾ぶきが基本です! 


次回

次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、シューツリーについてお伝えしていきたいと思います。