はじめての黒のストレートチップはクロケット&ジョーンズのオードリー
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、ムカデのはじめての黒のストレートチップについてです。
ニューオータニでの友人の結婚式が終わってからは、黒のストレートチップについて、靴好きな職場の先輩や友人から話しを聞いたり調べる様になりました。
22年前のことです。
黒のストレートチップ
〇冠婚葬祭の様な正式な場面では、黒のストレートチップがふさわしい、という意見が大半でした。
確かにニューオータニでもみんなそうでした・・・
いろいろ調べてみると、黒のストレートチップの最高峰は、ジョンロブのシティー2という意見が多かったです。
ただ、当時の、いや今のムカデにも驚くほど高い!
でも、それよりはちょっと安くなるけど、クロケット&ジョーンズのオードリーの評判が非常に高かったです。
それらの情報をもとに、伊勢丹などに実際に見に行ったこともあります。
シティー2やオードリーは確かに素敵だけど、シティー2はオードリーを2足買える位の値段の差がありました。
そんなオードリーも、一般的な革靴なら2足も3足も買えるくらい高い。
トリッカーズも1足、プラス片足くらい買える。。。
そう我にかえり、悩んだ末にオードリーの半分位の値段の黒のストレートチップを購入しました。
バートンとの比較
○それからしばらく履いたり磨いたりして、徐々になじんでいきました。
しかし、ダブルソールのトリッカーズに慣れていたことと、今まで感じたことのなかった革質の違いを感じる様になりました。
それは実際に触れる足の感触や、革のキメの細かさ、手触り、何より「輝き」の違いでした。
トリッカーズのカーフスキン※が、改めて素晴らしいことがわかりました。
※カーフスキン:生後6ヶ月以内の仔牛の革。キメが細かくて貴重なので高価
ビールを飲んで眺めているうちに、いろいろ違いがわかる様になっていきました(笑)
そして、冠婚葬祭の様な人生の大事な場面でこそ、よい革靴を! と思う様になり、結局オードリーを購入しました。
オードリー
今から17年位前です。
このオードリー、ホント凄くよいです。
やはり、以前に購入したストレートチップと比べても格段の良さです。
それは履き心地や見た目だけでなく、なんといってもオーラがあります。
前の靴はトリッカーズと並べると負けてしまいましたが、今度はトリッカーズが押されてしまいます!
ここで、クロケット&ジョーンズについてです。
トリッカーズと同じ英国靴です。
クロケット&ジョーンズの最大の特徴は、世界中で最も多くの木型の種類を有する靴メーカーとして、靴作りのデザイン・バリエーションや素材選びについて優れたノウハウを有しているということです。それは「ポールセン・スコーン」、「ジョージ・クレバリー」、「ジョン・ロブ・パリス」といった伝統的なハンドメイドのビスポーク靴店の靴を高級既製靴ブランドとして製品化させた実績でも評価されております。 また、数々のファッションシーンや有名映画に商品を提供しており、その木型の豊富さから世界中のファッションブランド、セレクトショップからの支持も厚く幅広い世代の方達にご愛用いただいております。勿論、確かな品質への評価も高く、妥協することない伝統的な靴作りの基本はそのままに、徹底した管理体制の下、1足の靴を作り上げるのに約8週間を要す最高品質の靴を作り続けております
雑誌やネットでも、多くの方が本格革靴の入門としてクロケット&ジョーンズのオードリーを紹介しています。
ただ、入門というには素晴らし過ぎるとムカデは思っています。
確かに、伊勢丹では他の靴が凄すぎるせいか、それほど目立つ存在でないです(汗)
でも、ムカデが住んでいる地方都市のデパートの靴売り場では、数あるメンズ革靴の中で一番値段が高く、一番奥の棚の最上段にあり、別格の扱いを受けています。
ムカデは当時、新宿伊勢丹さんになかなか行けなくなっていたので、以前試着してサイズは分かっていたので、はじめは抵抗がありましたが(17年以上前なので。。)、ネットで購入しました。
当時で10万円とちょっとでした。
「FRAME」さんから購入しましたが、サイズなどの問い合わせに関してなど、大変親切にして頂きました。
大変感謝しています。
上の画像は、購入直後です。
懐かしいです。
しわひとつなく美しいです。
あれから17年が経ち、ムカデがいつも革靴を履いているので、職場の同僚や後輩から、革靴は何を買えばよいか聞かれることがあります。
そのときは迷わず、オードリーをおすすめしています。
息子達が成人したら、オードリーを買ってあげたいな、とも思っています(いきなりはちょっと高いですが・・)
まとめ
●黒のストレートチップなら、間違いなくクロケット&ジョーンズのオードリーがおすすめです!
次回
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、オードリーの素晴らしい履き心地についてお伝えしていきたいと思います。