Organのファスナータイプの2 wayトートの耐水性について
今回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、Organのファスナータイプの2 wayトートの耐水性についてお伝えしていきたいと思います。
前回は、この鞄の革質(ミネルバボックス)についてお伝えしました。
ミネルバボックス イタリアのトスカーナ、サンタクローチェ地方で1000年の歴史をもつ’’バケッタ製法’’と呼ばれる手なめし、手染めで仕上げられた、最高級素材の革です。「バダラッシィ・カルロ社」にて、一枚一枚、丁寧に作られています。●特徴:シュリンク加工と呼ばれる表面にシボと呼ばれるシワを出す加工で、柔らかいうえ丈夫になります。一枚の革でも部位により質感が異なり、個性的な革になります。●経年変化:100%ピュアなオイルによりたっぷりと時間をかけて加脂する製法により、独特の色艶がでると共に、一旦加脂したオイルが抜けにくいのが特徴です。その為、しばらくはオイルなどによる保革は必要ありません。(ホームページより一部抜粋)
確かに、日常的に使っていて、柔らかいのに丈夫だと感じていました。
更に、前回もお伝えしましたが、雨に打たれても水を弾いてる、とも感じていました。
そこで今回、どれだけの耐水性があるのか実験してみました!
実験風に記載していきたいと思います(笑)
目的:ミネルバボックスの耐水性を観察する。
方法:自宅の浴室にて、実際にシャワーの水圧を全開にして水をかけ、10秒、20秒、30秒、40秒、50秒、1分での水の浸透を目視で確認する。
尚、シャワーヘッドは、TOTOのシャワーヘッドTH770-Cを用いました。
また、鞄には防水スプレーなどでの処置は施行していません。
余談ですが、このシャワーヘッドによる水流は大変心地よいです。
ただ、全開にすると痛いくらいなので、頭皮のシャンプーを洗い流す場合は、全開にせず、8割の水圧にしています。
下の画像の様に、鞄から約1メートルの距離から、シャワーを全開にして鞄の中央部に水をかけました。
結果:10秒から30秒までは、下の画像の様に水の浸透を認めませんでした。
40秒の時点で、縫い目の部分からの水の浸透が見られました。
1分では、鞄の底部に水の浸透を確認しました。
しかしながら、縫い目のない部位からの水の浸透は見られませんでした。
考察:今回の実験により、日常程度の雨であれば、ミネルバボックスの耐水性により、内部への浸透は見られない可能性があります。本研究の問題点として、シャワーによる実際の水圧や、実際の雨との客観的な比較が困難であったこと、またチャックの部位での耐水性を観察しなかったことが挙げられます。
結論:ミネルバボックスにはある程度の耐水性があります。
※あくまで実験風です(汗)
※実験の感想です。
正直、ここまで耐水性があるとは思いませんでした!
シャワー全開は結構な水圧なので、正直、20秒くらいで直接水が浸透してくると予測していました。
防水スプレーなどは塗布していないのに、凄い耐水性です!!
これなら、日常生活の結構な雨でも、短時間なら水が浸透しないと感じました。
あくまでも、個人的な実験なので、参考程度にして頂ければと思います。
また、この後は陰干ししました。
鞄の負担になったことに心が痛みます。。。
※実験中、妻から「何してるの?」、と聞かれました!(汗)
概要を説明すると、「暇だね~」、と!!
何も言いかえせまでした(笑)
まとめ
●シャワーによる耐水性の実験により、日常レベルの雨なら、ミネルバボックスの耐水性で問題ないことが示唆されました。
※次回のブログ「ムカデの革磨き日記」は、Organのファスナータイプの2 wayトートの日常ケアについてお伝えしていきたいと思います。